“きゅうだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糾弾52.9%
糺弾47.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
破牢の兵馬を糾弾きゅうだんすべき地位にある人で、それを擁護ようごすべき立場の人でないということはお松にもよくわかるはずです。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
当然、地方民の怨嗟えんさ糾弾きゅうだんの声が起った。そして中府の荊州にもこの非難が聞えてきたので、温厚な玄徳も
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こんな理不尽こそ、山口にぼくの得手勝手だ、有害なわがままだと糺弾きゅうだんされてもしかたがない。
煙突 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
源氏も恋人がかわいそうで、不良な行為によって、ついに恐るべき糺弾きゅうだんを受ける運命がまわって来たと悲しみながらもその心持ちを隠して尚侍をいろいろに言って慰めた。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)