“きゅうじっしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仇十州66.7%
仇十洲33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仇十州きゅうじっしゅうの贋筆はおよそ二十階級ぐらいあるというはなしだが、して見れば二十度贋筆を買いさえすれば卒業して真筆が手に入るのだから、何の訳はないことだ。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
するとこれは古くなって処〻ところどころ汚れたり損じたりしてはいるが、なかなか叮嚀ていねいかれたもので、巧拙は分らぬけれども、かつて仇十州きゅうじっしゅうの画だとか教えられて看たことのあるものにた画風で
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
これよりさき、保田の町へ入り込んだ田山白雲は岡本兵部ひょうぶの家へおちつき、その夜は兵部の家の一間で、熱心に主人が秘蔵の仇十洲きゅうじっしゅうの回錦図巻を模写しておりました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「一つはあの家に秘蔵の仇十洲きゅうじっしゅうの回錦図巻と、もう一つはあの家の娘です」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)