“きゅうかく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嗅覚95.0%
旧殻3.3%
急革1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この島田に掛けた緋鹿子ひがのこを見る視官と、この髪や肌から発散する匀を嗅ぐ嗅覚きゅうかくとに、暫くの間自分の心が全く奪われていたのである。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
将軍の大功は天子もみそなわし、庶民もよく知るところですが、朝廟の旧殻きゅうかくには、依然、伝統やばつや官僚の小心なる者が、おのおのちがった眼、異った心で将軍を注視しています。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
滝川一益たきがわかずますの名は久しく世人から忘れられている。いや、時間的には、そう年月を経ているわけでもないが、時代の急革きゅうかくは、ほんの短日月にも、そう感じられるのである。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)