“きちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忌中50.0%
己丑25.0%
貴胄25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、忌中きちうの家へ手ブラで行く法はないから、これは少しばかりだが香奠かうでんの印だ
果して誠範を九代一鐵の父長島五郎兵衞だとすると、此名の左隣にある別本の所謂九代の祖父「覺譽泰了居士、明和六年己丑きちう七月四日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
それは「覺譽泰了たいれう居士、明和六年己丑きちう七月、遠州舞坂人、江間小兵衞三男、俗名利右衞門、九代目五郎作實祖父、葬于淺草光照院あさくさくわうせうゐんにはうむる」と、「四日」の下に記してある泰了である。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
仏法は盛んであるが、迷信的で、僧侶は貴族側のもので平民側のものでは無かつた。かみ貴胄きちうの私曲が多かつたためでもあらうか、下には武士の私威を張ることも多かつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)