“きそごま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木曾駒75.0%
木曽駒25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
街道には、毛付けづけ(木曾福島に立つ馬市)から帰って来る百姓、木曾駒きそごまをひき連れた博労ばくろうなぞがかさ合羽かっぱで、本陣の門前を通り過ぎつつある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
木曾は馬の産地で、馬を飼わない百姓はなかったくらいですから、福島にいちの立った時は近在のものが木曾駒きそごまを持ち寄ります。それを買いに諸国から博労ばくろうが入りこんできます。町もにぎわいの時です。
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「五百頭どころか一千頭にも及ぶ、たくさんの木曽駒きそごまをお持ちになって居られる、大金持の旦那様なので……お駕籠に乗って居られましたのが、その旦那様なのでございます」
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)