“がんみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玩味61.7%
翫味31.9%
含味6.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初五が短いためにそのあとでちょっとした休止の気味があって内省と玩味がんみの余裕を与え、次に来るものへの予想を発酵させるだけの猶予ゆうよを可能にする。
俳句の精神 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
真にいまだ先覚者の説を翫味がんみせずしてこれを誤解敷衍ふえんするあり、あるいはその反対の人あえて主唱者の意を酙酌しんしゃくせずしてこれを誤解弁駁するあり
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)
また伊藤公にとりてはこの一言を含味がんみしうるだけの素養がすでに胸中にあったから、その決心は一時の感情のごとく見えながら、しかもその実
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)