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含味
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がんみ
ふりがな文庫
“
含味
(
がんみ
)” の例文
そして、厚く褒美をやれと命じ、その
覚束
(
おぼつか
)
ない敵状資料をつぶさに
含味
(
がんみ
)
して、何か、彼としては充分に、得るところはあったらしい。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
また伊藤公にとりてはこの一言を
含味
(
がんみ
)
しうるだけの素養がすでに胸中にあったから、その決心は一時の感情のごとく見えながら、しかもその実
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
剣法の示唆より、幾分か十兵衛の心懐を歌ったに近いが、
含味
(
がんみ
)
してゆかしい趣のふかい歌だと思う。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
文辞は非常にかたいようだが、
含味
(
がんみ
)
してみると、用語、また前後の関係など、彼と有馬直純とが、決して、一朝一夕の知人という間がらではないことが、自ら頷けてくる。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
五輪書や
独行道
(
どっこうどう
)
ぐらいを
含味
(
がんみ
)
して、剣道初期の剣人の中では、最も心境の高いところへ行った人間と考えていた程度で、座談会で武蔵を支持して云ったのも信念ではなくて
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“含味”の意味
《名詞》
口中に含んで味を味わうこと。
ものの意義を深く味わうこと。
(出典:Wiktionary)
含
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
“含味”で始まる語句
含味熟読