“がんこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
巌骨	50.0%
頑骨	50.0%

巌骨

それに引かえて主人（あるじ）は萎（な）え汚れて黒ばめる衣裳を、流石（さすが）に寒げに着てこそは居ないが、身の痩（やせ）の知らるる怒り肩は稜々（りょうりょう）として、巌骨（がんこつ）霜を帯びて屹然（きつぜん）として聳（そび）ゆるが如く

雪たたき (新字新仮名) ／ 幸田露伴(著)

頑骨

栗色の衣類に野袴（のばかま）をうがち、肩のあたりまでふッさりと総髪の毛先を垂れた中年頑骨（がんこつ）の武士、これ、暗中にその声のみしていた、抜け買い派の頭領先生金右衛門（せんじょうきんえもん）です。

江戸三国志 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)