“がいたん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慨歎55.6%
慨嘆38.9%
骸炭5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……いや、はや、実にどうも、慨歎がいたんに堪えんことです。するとゴイゴロフは、ひどく頼母たのもしそうな顔をして、おお、そうか。見そこなってすまなかったなァ。
犂氏の友情 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
主僧はそれと心を定めたらしく、やがて、「人間というものはいつ死ぬかわかりませんな」と慨嘆がいたんして
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
骸炭がいたんのザクザクした道をはさんで、煤けた軒が不透明なあくびをしているような町だった。駄菓子屋、うどんや、屑屋くずや、貸蒲団屋、まるで荷物列車のような町だ。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)