“かんにゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カンニュウ
語句割合
嵌入66.7%
乾乳16.7%
慣乳16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻はパラフィンの注入や、象牙ぞうげ嵌入かんにゅうでどんな形にでもなります。私の鼻がもう少し低くて、軟かいカーブを描いて居たとしたらどうでしょう。
葬送行進曲 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
その物品はまず麦、豆、小麦、蕎麦そば、マル(バタの事なり)、乾乳かんにゅう等いろいろの物が出て来るです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
チューラはなまでも喰いますが、沢山出来るものですからし固めて置きます。それが即ち乾乳かんにゅうである。婦女子は多くそういう仕事をやる。それから羊追いヤク追いに出かける。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
茶人たちはあの細かな慣乳かんにゅうに潤おいを感じた。そうしてあの釉剥くすりはげに風情をすら見た。しかもつくろいによってそれに景色をさえ増させた。彼らは何よりもその無造作な削りを悦んだ。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)