“かんず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
観主50.0%
巻数50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
観主かんず観主かんず院司いんじもおらんか。勅使は早や渭河いがの河口へお着きになるぞ。なぜ出迎えん。一山の用意はとどこおりなかろうな」——と。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、ひかえろ、ひかえろ……長い水路やら旅のおつかれで、宿大臣閣下には、あいにく、お病気いたつきにおわせられる。観主かんず、ごあいさつは、あとにいたせ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あわてふためいて、観主かんず以下、一山の僧、河口の埠頭ふとうへ馳せさんじてみる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
偶然は友をくものであった。一月も立たぬ中の事である。早く、此都に移って居た飛鳥寺あすかでら元興寺がんこうじ—から巻数かんずが届けられた。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)