“かわらぶき”の漢字の書き方と例文
語句割合
瓦葺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ガラス工場などは板屋根だからよけいに草が茂っていたが、瓦葺かわらぶきの屋根にも青々とした草が黄色い花をつけていた。
明治の初年薩摩境に近い肥後ひごの南端の漁村から熊本の郊外に越した時、父が求めた古家で、あとでは瓦葺かわらぶきの一棟が建増されたが、母屋おもやは久しく茅葺であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ツイ眼下に、瓦葺かわらぶき大家根おおやね翼然よくぜんとしてそばだッているのが視下される。アレハ大方馬見所ばけんじょの家根で、土手に隠れて形は見えないが車馬の声が轆々ろくろくとして聞える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)