“馬見所”の読み方と例文
読み方割合
ばけんじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツイ眼下に、瓦葺かわらぶき大家根おおやね翼然よくぜんとしてそばだッているのが視下される。アレハ大方馬見所ばけんじょの家根で、土手に隠れて形は見えないが車馬の声が轆々ろくろくとして聞える。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この四人の世話係が馬場の本と末とに並んだ時——馬見所ばけんじょも桟敷も大入場も一同に鳴りを静めました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
桟敷の屋根の上をツーと走ったがんりきの百蔵は、正面の馬見所ばけんじょの方へと逃げて行きます。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)