“かまえそと”の漢字の書き方と例文
語句割合
構外100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その構外かまえそとの石垣について突当りました処が袋町ふくろまちです。それはだらだら下りの坂になった町で、浅間の方から流れて来る河の支流わかれが浅く町中を通っております。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
構外かまえそとを廻って見ると、今までとは方面の違った町の側、酒屋の蔵の廂合ひあわい一条ひとすじほの暗い露地が開かれた。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お米倉の構外かまえそとまで来た時に、兵馬はムク犬を顧みてこう言いました。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)