“かなきりごえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金切声94.4%
鉄切声5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いらっしゃいましと大年増の蝶子が出迎えて「番先ばんさきはどなた。」と客の注文をきくより先に当番の女給を呼ぶ金切声かなきりごえ
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
空中をフワフワ飛んでゆく白衣びゃくいの怪人が現れたかと思うと、間近くから救いを求める老婦人の金切声かなきりごえが起りました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
四辺あたり粛然しんとして水を撒いたよう。お繼は鉄切声かなきりごえ、親の敵と呼んで振冠ふりかぶったなり、面体めんていも唇の色も変って来る。うなると女でも男でも変りは無いもので
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鉄切声かなきりごえを出した時には不意を打たれて驚きましたが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鉄切声かなきりごえ跣足はだしでばた/\と逃出しますので。
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)