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かたしおと
ふりがな文庫
“かたしおと”の漢字の書き方と例文
語句
割合
隻落
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隻落
(逆引き)
年久く
飼
(
かは
)
るる
老猫
(
ろうみよう
)
の
凡
(
およ
)
そ
子狗
(
こいぬ
)
ほどなるが、棄てたる雪の
塊
(
かたまり
)
のやうに
長火鉢
(
ながひばち
)
の
猫板
(
ねこいた
)
の上に
蹲
(
うづくま
)
りて、前足の
隻落
(
かたしおと
)
して
爪頭
(
つまさき
)
の灰に
埋
(
うづも
)
るるをも知らず、
齁
(
いびき
)
をさへ
掻
(
か
)
きて
熟睡
(
うまい
)
したり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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