“かたいと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片糸50.0%
片絲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……あとには、そのが、うき思い、かかれとてしも烏羽玉うばたまの、世の味気なさ、身一つに、結ばれ、とけぬ片糸かたいとの、くりかえしたる独りごと……」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
月を友なる怨聲は、若しや我が慕ひてし人にもやと思へば、一の哀れおのづから催されて、ありし昔は流石さすがあだならず、あはれ、よりても合はぬ片絲かたいとの我身のうんは是非もなし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)