“かすが”の漢字の書き方と例文
カタカナ:カスガ
語句割合
春日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八幡さま、金毘羅こんぴらさま、春日かすがの宮の神さま達! あれあれ、お師匠様はだんだん敵の前へ歩いてゆきます。正気の沙汰ではありません。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お母さん、こんど春日かすがの料理でも食べに行きましょうか、とそんなことを僕は云う。母は眼をあげて、僕の顔を偸むように見る。
(新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
なんでも、高等学校の確か二年生であった頃ですが、若杉さんは、ある晩、春日かすが町から伝通院でんつういんの方へ富坂とみざかを登っていたそうです。
若杉裁判長 (新字新仮名) / 菊池寛(著)