“かざむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
風向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
空は晴れても、冬は日あしが短うて、いつとなく黄ばみかけると、早くも夕焼方の風向かざむきとなる。縁に出て、ぽつねんと眺めてゐると、何ともないやうでゐて心ぼそさが身に染みる。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
風向かざむきちがうたわ、如何どうした暴風雨あらしぢゃ? ロミオがころされて、そしてチッバルトもおにゃったか? 大事だいじ從兄いとこも、大事だいじなロミオどのも? もしさうならば、大審判日おほさばきのひ喇叭手らっぱしゅ
『お大さん、何だか風向かざむきが惡いね。』
絶望 (旧字旧仮名) / 徳田秋声(著)