“かけかまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
係構50.0%
関繋50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ちょいとちょいと、今日はね、うんと礼を言わすんだ、拝んで可（い）いな。」と莞爾々々（にこにこ）しながら、勢（いきおい）よく、棒を突出したようなものいいで、係構（かけかまい）なしに、何か嬉しそう。
黒百合 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)
一昨日（おとつい）昇に誘引（さそわれ）た時既にキッパリ辞（ことわ）ッて行かぬと決心したからは、人が騒ごうが騒ぐまいが隣家（となり）の疝気（せんき）で関繋（かけかまい）のない噺（はなし）、ズット澄していられそうなもののさて居られぬ。
浮雲 (新字新仮名) ／ 二葉亭四迷(著)