“かぎやり”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カギヤリ
語句割合
鈎槍33.3%
鉤槍33.3%
鍵鎗33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
艤装ぎそういかめしく、大鉄砲の銃座もすえてあるし、長柄ながえや、鈎槍かぎやりなども、ふなべりに立てならべてあった。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして熊手や鉤槍かぎやりをそろえて、いきなり彼のふなばたへ引っ掛け、瞬時にその河船をくつがえしてしまった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちに、一名の手練の立ちすぐれた男が、鍵鎗かぎやりふるって、忠明の片袖をからった。忠明は、絡まれたたもとの上から鎗をつかみ、手元へ躍りこんでその者を一颯に斬った。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)