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かきけ
ふりがな文庫
“かきけ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
掻消
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掻消
(逆引き)
成程、榮三郎を坐らせて居た座蒲團だけが、部屋の眞ん中に冷たく殘つて、その上に居る子供の姿は
掻消
(
かきけ
)
しでもしたやうに見えなくなつて居るのです。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
絶間
(
たえま
)
なく鳴りひびく蓄音機の音も、どうかすると
掻消
(
かきけ
)
されるほど
騒
(
さわが
)
しい人の声やら皿の音に加えて、煙草の
烟
(
けむり
)
や
塵
(
ちり
)
ほこりに、唯さえ頭の痛くなる時分
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
耆婆扁鵲
(
ぎばへんじゃく
)
の神剤でもとても
癒
(
なお
)
りそうもなかった二葉亭の数年前から持越しの神経衰弱は露都行という三十年来の希望の満足に
拭
(
ぬぐ
)
うが如く忽ち
掻消
(
かきけ
)
されて
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
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