“かおあか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
面赭50.0%
面顔赤50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
面赭かおあかく、耳あおく、馬ばかりなる大きさのもの、手足に汚れた薄樺色うすかばいろの産毛のようで、房々としてやわらかに長い毛が一面の生いて、人かけだものかを見分かぬが、朦朧もうろうとしてただ霧をつかねて鋳出いだしたよう。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
三「旦那さんの前で急に機嫌が直ったりしちゃア私まで一寸面顔赤かおあかになるが、まアお芽出度めでとうごす、美代ちゃんがお喜びは何のくらいでげしょうか、実は何うも思う男とは添わせたいので」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)