“かいもく”の漢字の書き方と例文
カタカナ:カイモク
語句割合
皆目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何処どこの生れだか、育ちなのか、誰の娘だか、妹だか、皆目かいもく分らんでございます。貸して、かたに取ったか、出して買うようにしたか。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
どうして斯樣な人が叔母の家を借りて居たのか、皆目かいもく私には解りませんでしたが、かく村の旦那衆がよく集るところではありました。
早いところ地上との通信連絡を回復しておかないと、気球がどこへ流れていったか、皆目かいもく手懸てがかりがなくなるおそれがあるのである。
空中漂流一週間 (新字新仮名) / 海野十三(著)