“かいざい”の漢字の書き方と例文
語句割合
介在100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、和睦問題に、彼が介在かいざいしたことだった。主戦論の味方からは、忽ち“親敵しんてき人物”と極印をおされた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「でろでろ祭文さいもん」や「居合抜き」「どっこいどっこい」の賭博かけもの屋から「銅の小判」というような、いかもの屋までも並んでいる。そういう間に介在かいざいして、飲食店ができている。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
欧州にて和蘭オランダ白耳義ベルギーのごとき小国が、仏独の間に介在かいざいして小政府を維持するよりも、大国に合併がっぺいするこそ安楽あんらくなるべけれども、なおその独立をはりて動かざるは小国の瘠我慢にして
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)