“おびんずる”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
御賓頭盧	50.0%
御賓頭顱	50.0%

御賓頭盧

安産のお守（まもり）を受けたり、御神籤（おみくじ）を引いている人もあります。御賓頭盧（おびんずる）の前で、老人がその肩や膝（ひざ）を撫（な）でては自分のその処をさすることを繰返しています。

鴎外の思い出 (新字新仮名) ／ 小金井喜美子(著)

御賓頭顱

せめて御賓頭顱（おびんずる）でも撫（な）でて行こうかと思ったが、どこにあるか忘れてしまったので、本堂へ上（あが）って、魚河岸（うおがし）の大提灯（おおぢょうちん）と頼政（よりまさ）の鵺（ぬえ）を退治（たいじ）ている額だけ見てすぐ雷門（かみなりもん）を出た。

彼岸過迄 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)