“おてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汚点80.0%
御転20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は星尾をおさえに行った部下の刑事が、こちらへ護送してくる途中、星尾がソッとふところから出して道端みちばたに捨てたのをいち早く拾いあげたのです。それには茶褐色ちゃかっしょく汚点おてんがついていました。
麻雀殺人事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
兎がもちをついているような汚点おてんのある月、いや、それよりも、いつか学校の望遠鏡でのぞいてみた月の表面の、あのおそろしいほどあれはてた穴だらけの土地! その月の上に着陸するときいては
大宇宙遠征隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
なるほどこの妹はごく内気なおとなしいしかも非常に堅固な宗教家で、我輩はこの女と家を共にするのはごうも不愉快を感じないが、姉の方たる少々御転おてんだ。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)