“おずし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御厨子50.0%
御廚子25.0%
聖像龕25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御厨子おずしに籠りあるという
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
最初訪れた時はそういう騒ぎのあとで、倉の中に大事にしまってあるとのことであった。その後この薬師像を本尊とする御堂もでき、御廚子おずしを開扉してもらって静かに拝むことができるようになった。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
壁紙はすっかりもとのままで、その片隅には聖像龕おずしの据えてあった場所がくっきりあとを残している。彼は一わたり見回してから、もとの窓へ引っ返した。年かさの方の職人が、横目でちらと彼を見た。