“おしもんどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
押問答100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渋江氏と周禎がかたとの間に、幾度となく交換せられた要求と拒絶とは、押問答おしもんどうの姿になった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
おれは五十人あまりを相手に約一時間ばかり押問答おしもんどうをしていると、ひょっくり狸がやって来た。あとから聞いたら、小使が学校に騒動がありますって、わざわざ知らせに行ったのだそうだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
芝居しばいのつもりだがそれでもやはり興奮するのか、声になみだがまじる位であるから、相手はおどろいて、「無茶いいなはんナ、何もわてはたたかしまへんぜ」とむしろ開き直り、二三度押問答おしもんどうのあげく
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)