“おさなとも”の漢字の書き方と例文
語句割合
幼友100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は下女に金をもらった覚えはないが、財布の一条ひとくだりは実地の話だった。僕の幼友おさなともだちで今、名を知られている人は、山口弘一という人だけだ。
僕の昔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「これよ、誰ぞ出てこんか、わしの親しい幼友おさなともだちが見えてござる。ここへ洗足すすぎを持ってきてくだされ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
旅人たびびとは、このとき、わすれていた幼友おさなともだちのまえと、かおつきをはっきりとおもしたのでした。
曠野 (新字新仮名) / 小川未明(著)