“おぐりふうよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小栗風葉75.0%
小粟風葉25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四十三、四年頃にいたりて正宗白鳥まさむねはくちょう浜町の私窩子を描き、小栗風葉おぐりふうようは鶴巻町辺の酌婦しゃくふの事を小説に書きしことあるやうに覚えしが今その名を憶ひ得ず。暫く後考こうこうつ。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
近き頃森田草平もりたそうへいが『煤煙ばいえん小粟風葉おぐりふうようが『耽溺たんでき』なぞ殊の外世に迎へられしよりこのていを取れる名篇佳什かじゅう漸く数ふるにいとまなからんとす。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)