“おおたなんぽ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大田南畝80.0%
大田南畆20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後年に至って、わたくしは大田南畝おおたなんぽがその子俶ししゅくを伴い御薬園の梅花を見て聯句れんくを作った文をよんだ時、小田原城址じょうしの落梅を見たこの日の事を思出して言知れぬ興味を覚えた。
十六、七のころ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そしてその文字は楷書であるが何となく大田南畝おおたなんぽの筆らしく思われたので、かたわらの溜り水にハンケチをぬらし、石の面に選挙候補者の広告や何かの幾枚となく貼ってあるのを洗い落して見ると、案のじょう
葛飾土産 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
まるうちより神田かんだを過ぎて小石川原町こいしかわはらまちなる本念寺ほんねんじ大田南畆おおたなんぽの墓を弔ひぬ。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)