“おおくのひめみこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
大津皇子を
葛城の二上山に葬った時、
大来皇女哀傷して作られた御歌である。「
弟背」は原文「弟世」とあり、イモセ、ヲトセ、ナセ、ワガセ等の諸訓があるが、新訓のイロセに従った。
大来皇女の
挽歌にある「
石のうへに
生ふる
馬酔木を手折らめど……」
大津皇子(天武天皇第三皇子)が
窃かに伊勢神宮に行かれ、斎宮
大伯皇女に逢われた。皇子が大和に帰られる時皇女の詠まれた歌である。皇女は皇子の同母姉君の関係にある。
大伯皇女の御歌で前の歌の続と
看做していい。