大来皇女おおくのひめみこ)” の例文
大津皇子を葛城かずらきの二上山に葬った時、大来皇女おおくのひめみこ哀傷して作られた御歌である。「弟背いろせ」は原文「弟世」とあり、イモセ、ヲトセ、ナセ、ワガセ等の諸訓があるが、新訓のイロセに従った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大来皇女おおくのひめみこ挽歌ばんかにある「いそのうへにふる馬酔木あしびを手折らめど……」
大和路・信濃路 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)