“えんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円斎33.3%
円済33.3%
豔彩33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本社ほんしゃは大工が誰で、蒔絵まきえ円斎えんさい、拝殿、玉垣たまがき唐門からもん護摩堂ごまどう神楽殿かぐらでん神輿舎みこしや、廻廊、輪蔵りんぞう水屋みずやうまや御共所おともじょ……等、それぞれ持ち場持ち場にしたがって、人と仕事がこまかにわかれている。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「兄の円済えんさいには、無事でおられましょうか」
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折柄、八月の末近く南国とは言ひながら、車の窓に展転する峠の山々に、どこか秋の気が忍び寄つて、山骨を掩ふ楢の木の緑の葉も、豔彩えんさいのさかりを過ぎてゐた。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)