“豔彩”の読み方と例文
読み方割合
えんさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折柄、八月の末近く南国とは言ひながら、車の窓に展転する峠の山々に、どこか秋の気が忍び寄つて、山骨を掩ふ楢の木の緑の葉も、豔彩えんさいのさかりを過ぎてゐた。
たぬき汁 (新字旧仮名) / 佐藤垢石(著)