“えつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絵附80.0%
絵付20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町からそう遠くない所に、平清水ひらしみずの窯場を訪ねましょう。白釉しろぐすりを用いた雑器に、見るべきものを焼きます。便器にも非常に自由に大まかな絵附えつけをします。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
だが彼の作より遥か美しい無数の無銘な作が存在することに盲目であるのを許し得ようか。例えば瀬戸せとでできた絵附えつけ煮染皿にしめざらを見られよ(挿絵第一図)。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
わしとは深い御縁があるので、生き遺物がたみとも思し召し、思い出の地の山水を絵付えつけして、特に丹精をこらしてつくられた香炉じゃが、寺に納めておけば、末代まで長く什宝じゅうほうとして伝わるであろうから——
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)