“えうせい”の漢字の書き方と例文
語句割合
妖精100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妖精えうせいなんてヂキタリスの花や葉の間やきのこのかげや、古壁の隅をつた連錢草れんせんさうの下を探したけれど、どこにも見附からないので結局
木精といふやつは面白い、愉快な妖精えうせいで、人に害をするやうなこともなく、たゞ鳥のやうに木にすまつてゐるのです。けれども鳥とちがつて、飛ぶことはできないのです。
虹猫と木精 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
「あなたの健康の爲めに、私に奉仕してくれる妖精えうせいよ!」と彼は云つた。中味なかみすとそれを私に返した。「皆んな何をしてゐます、ジエィン?」
あのベシーの夜噺しに出て來る、曠野の淋しい谷間から現れて、路に行き暮れた旅人の前に姿を見せる半分妖精えうせい半分鬼の、小さな化物ばけものの一匹に見えた。私は、元の場處へ歸つた。