“うんの”の漢字の書き方と例文
語句割合
海野100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田中より海野うんのへ二里。海野より上田へ二里。上田より坂木へ三里六町。坂木より丹波島たばじまへ一里。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その十数名の軍夫の中に一にんたくましきおのこあり、とかの看護員に向いおれり。これ百人長なり。海野うんのう。海野は年配三十八九、骨太なる手足飽くまで肥えて、身の丈もまた群を抜けり。
海城発電 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
真田は、信濃の名族海野うんの小太郎の末胤まついんで、相当な名族で、祖父の幸隆の時武田に仕えたが、この幸隆が反間を用いるに妙を得た智将である。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)