トップ
>
うみじる
ふりがな文庫
“うみじる”の漢字の書き方と例文
語句
割合
膿汁
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
膿汁
(逆引き)
急いで掌をひらいてみると、中から火傷の
膿汁
(
うみじる
)
でかたまりついた、一寸位の辺の三角形に燃えのこった帳面の切れっぱしが出てきました。
祭の夜
(新字新仮名)
/
平林初之輔
(著)
昨日
歯齦
(
はぐき
)
を切りて
膿汁
(
うみじる
)
つひえ出でたるためにや今日は頬のはれも引き、身内の痛みさへ常よりは軽く堪へやすき今日の只今、半杯のココアに牛乳を加へ
一匕
(
ひとさじ
)
また一匕
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
吉三郎の言葉は露骨な
棘
(
とげ
)
を
含
(
ふく
)
んで居りました。美貌の兄に對する
憤懣
(
ふんまん
)
と、抑壓された情慾のハケ口が、場所柄も何も考へる
遑
(
いとま
)
もなく、
熟
(
う
)
れて
潰
(
つぶ
)
れた
膿汁
(
うみじる
)
のやうに、果てしもなく噴出するのです。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
うみじる(膿汁)の例文をもっと
(3作品)
見る
検索の候補
うみ
うみしる
のうじゅう