“うまやがし”の漢字の書き方と例文
語句割合
厩河岸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前々夜襲われた小日向こひなた台町と厩河岸うまやがしへまでも回って調べ、本石町での陳述と同様、やっぱり下手人は右三個所を襲ったときにも
いて行くと、お角はお厩河岸うまやがしを五、六ちょうほど下って、鳥越川が大川にそそぎ出る丁字形ていじがた河岸縁かしぶちに立ちどまりました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一カ所は方面違いの厩河岸うまやがしぎわですがね、その飛び離れたところへ、半刻はんときと違わねえのに同一人らしいおかしな野郎が押し込みゃがってね
行ってみると鶴吉のうちは、お厩河岸うまやがしに近い露路裏ろじうらで、ちょっと小綺麗こぎれいな格子づくりです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それも、厩河岸うまやがしのほうは町人だから、相手の怪力に手も足も出なかったとて不思議もありますまいが、小石川の台町のほうは一刀流だかをよく使うりっぱな若侍だっていうんだからね。