“うぶすながみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
産土神100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
へいから石垣へ、そのそと産土神うぶすながみの小さい森へ、肥料溜ひれうだめから空井戸へ、物置から裏の流れへと、暮れて行く陽の光をしむやうに、大急ぎで見廻りました。
三河の横山という村では、産土神うぶすながみ白鳥しらとり六社さまの御神体が片目でありました。それ故にこの村には、どうも片目の人が多いようだということであります。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
雑煮を祝ったあと、おせんは幸太郎を背負って、産土神うぶすながみ御蔵前八幡おくらまえはちまんへおまいりをし、それから俗に「おにやらい」という修正会しゅしょうえを見に浅草寺へまわった。
柳橋物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)