“うだいべん”の漢字の書き方と例文
語句割合
右大弁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさに、あれやこれの、最中さなかなのである。ご焦慮しょうりょもいちばいだった。ついに、右大弁うだいべん宰相さいしょう清忠を召されて
この日の御饗宴きょうえんの席の折り詰めのお料理、かご詰めの菓子などは皆右大弁うだいべんが御命令によって作った物であった。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
蔵人頭くろうどのかみから右大弁うだいべんに昇り、今も参議という現職にある朝臣あそんであるが、そこでこの貴公子はさかんに六条柳町へ通ってくる。この世界にいる時だけ腹の立つのを忘れるというのである。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)