“うそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
烏巣50.0%
有想25.0%
迂僧25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
士気、用兵の敏捷びんしょう、もとより操としょうとの違いもありましょうが、要するに、曹軍の奇兵が、袁紹側の烏巣うそうの兵糧を焼き払ったことが、まずあの大捷を
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なぜならその美しさを保障するものは名工の「自我じが」ではなく、自然の「大我だいが」だからである。「有想うそう」ではなく「無想むそう」だからである。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
一つは無想に発し、一つは有想うそうに滞った作物に過ぎない。あの大名物がもし「下手物」でなかったら、決して大名物とはならなかったであろう。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
とはいえ、十を幾ツも出ぬ女童めわらべのころより、この玄恵が手もとにてはぐくみしものを、かかる始末となっては、迂僧うそうも何やら申しわけない心地ではある
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)