トップ
>
うじかつ
ふりがな文庫
“うじかつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
氏勝
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
氏勝
(逆引き)
小田原北条の一族、左衛門太夫
氏勝
(
うじかつ
)
が八千余騎でここに陣取って足軽を駒飼まで進めたこと、これが近ごろの記録であるようじゃ
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
新蔵は、北条
氏勝
(
うじかつ
)
の子で、父の遺学を継いで、北条流の軍学を完成するために、勘兵衛の内弟子となって、少年の頃から、
薪
(
まき
)
を割り水を
担
(
にな
)
って、苦学して来た青年だった。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しばらくすると、小姓を
従
(
つ
)
れた
主
(
あるじ
)
がそこへ現れた。新蔵の実父安房守
氏勝
(
うじかつ
)
である。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の父は、北条流のながれを汲む三代目安房守
氏勝
(
うじかつ
)
であろう。そうすると、その母は、小田原の北条氏康の
女
(
むすめ
)
である。人品のどこかに、
下賤
(
げせん
)
でないものが、
仄見
(
ほのみ
)
えるのは、道理であった。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
うじかつ(氏勝)の例文をもっと
(3作品)
見る