“うさぎがり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
兎狩66.7%
兔狩33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時宿主らの連れて居る猟犬は兎狩うさぎがりに行って兎を喰殺して帰って来るという始末しまつで大変に殺伐さつばつな光景が現われて来た。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
三四郎は元来あまり運動きではない。くにに居るとき兎狩うさぎがりを二三度した事がある。それから高等学校の端艇ボート競争のときに旗振はたふりの役を勤めた事がある。其時青と赤と間違へて振つて大変苦情が出た。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
この様な僭越な思想の行われた時代に、列強はしきりに植民政策を競ったので、その手段は甚だ残忍酷薄を極め、南阿辺の土人をば宛然えんぜん兔狩うさぎがりの如くに狩り立て、これを奴隷として国外に輸出する。
永久平和の先決問題 (新字新仮名) / 大隈重信(著)