“いまじぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
今時分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠にお恥かしい事で、今時分いまじぶんやっと『種原論オリジン・オブ・スペシース』を読んでるような始末で、あなたがた英書をお読みになるかたはこういう名著を早くから御覧になる事が出来るが
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
馬子でも思慮のあるものは今時分いまじぶんここを一人歩きはしないものを。それもそのはず、この若い馬子をよく見れば、かの万年橋の下の水車小屋の番人、馬鹿の与八ですもの。
不図ふと其中そのうちの一軒から、なまめかしい女が、白いはぎを見せて、今時分いまじぶんガラガラと雨戸をだした。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)