“いばしんえん”の漢字の書き方と例文
語句割合
意馬心猿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから意馬心猿いばしんえんという事、『類聚名物考』に、『慈恩伝』に〈情は猿の逸躁を制し、意は馬の奔馳ほんちつなぐ〉、とあるに基づき、中国人の創作なるように筆しあれど
彼の心にも住む意馬心猿いばしんえんは、彼を、寧子の家のほうへ駆りたてていた。そして、世間によくある深窓の灯をうかがう不良児と、何ら変らない恰好かっこうして、藤吉郎も、その家の垣の外をうろついていた。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汪克児オングル 英雄、色を好む。(ちょいと天幕を指さしてウインクする)いかな大王も恋には弱い。意馬心猿いばしんえん追えども去らず、あわわわわわ。(あわてて口を押さえる。誰も相手にせず)