“いなわしろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
猪苗代100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠く猪苗代いなわしろの湖を渡り、何百里の道を往復し、多年慶喜の背後うしろにあって京都の守護をもって自ら任じた会津あいづ武士が、その正反対を西の諸藩に見いだしたのも決して偶然ではなかった。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
然るに小田原陣の手柄が有って後に会津にめらるるに就ては、大沼、河沼、稲川、耶摩やま猪苗代いなわしろ、南の山以上六郡、越後の内で小川の庄、仙道には白河、石川、岩瀬、安積あさか、安達、二本松以上六郡
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
葛 あの、猪苗代いなわしろのお姫様がお遊びにおいででございますから。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)