“いっしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一色90.9%
一拭9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうまの刻ばかりに、中御門猪熊の一色いっしき殿のお館に、乱妨人が火をかけたのでございます。それのみではございません。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
一二の出版書肆しょしへまわされた果てに、庸三のところへ出入りしている、若い劇作家であり、出版屋であった一色いっしきによって本になったのも、ちょうどそのころであった。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そしてなお余滴よてきまで舌なめずるごとく飲みほして、これを懐紙で一拭いっしき
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)